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一生懸命の時はある

春になりましたね。

急に暖かくなるからビックリです。

3月9日はさくらガーデンの創業日です。

今年で22年目を迎えました。

そう、2000年の創業なのです。

覚えやすいでしょう?

一番古い患者様とのお付き合いは、当たり前ですが22年です。

今は鍼灸院ですが、実は最初のさくらガーデンは漢方薬局でした。

漢方薬に関しては大学時代から興味があって勉強していましたので、すぐに開局できました。

1998年に鍼の師匠に出会ってから、私は師匠の所へ鍼治療に行きながら鍼の勉強をして、同時に漢方薬局を営み始めたのです。。

鍼の勉強を始めて4年ほど経った時(2002年)、

師匠から「鍼灸師でもない君にこれ以上は教えられない。君は患者を治療できないからね」と言われました。

ちょうどその頃、私自身が鍼灸師の資格を取ろうかと考えていた矢先だったので、迷わず鍼灸学校へ入学しました。

横浜の学校でした。

夜間部です。

薬局は本当は7時まで営業していたのですが、5時に閉めて、月曜から土曜日まで毎日学校へ通いました。

家へ帰り着くのは夜の11時ごろです。

これでは治療に行く時間がないので、師匠に頼み込んで早朝の治療をお願いしました。

朝7時前から治療を始めてもらうのです。

そして10時過ぎには薬局に戻って開店させます。

夕方5時に閉店して学校へ行きます。

夜11時に帰って、翌朝3時に起きて始発の電車に乗って師匠の所へ行き、治療を受けます。

10時過ぎに戻って薬局を開店し、5時に閉めて学校へ行き、11時に帰って来て、翌朝3時に起きて始発で治療に・・・・。

こんな生活でした。

思い返すと、『若かったなあ、一生懸命だったなあ』という感じです。

誰にでも一生懸命の時はあるのでしょう。

鍼灸師の資格を取ってからは、漢方薬局に鍼灸院を併設して患者様の治療に当たっていましたが、やがて薬局を閉めて鍼灸一本にしました。

薬の効果よりも鍼灸の効果の方が非常に大きく、大半の病気に対応できるからです。

私自身が薬よりも鍼で自分の身体を治しているのは事実なのです。

それに漢方薬は高価で、しかも漢方薬といっても副作用はあります。

私自身が飲まないものを患者様に売るのは心が痛むのです。

鍼灸一本でやっていこうと決心したのは2008年でした。

それから現在に至っております。

鍼はすぐに効果が出る治療です。

だから誤魔化しがききません。

厳しいものです。

「やはり勉強を頑張らないと」

最近、毎日の忙しさに勉強時間が減って、治療への情熱が薄くなっていることを反省しています。

若いときのエネルギーが懐かしいです。

誰でも一生懸命の時はあるものです。

もう、そんな盛りは過ぎてしまいましたが、今は今しか持てない情熱をもってがんばっていこうと思うのです。