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ビジュアル化された「気の流れ」

  

 

写真は「経絡経穴人形 けいらく けいけつ にんぎょう」です。

経絡は気が流れる道、穴はツボという気が出入りする地点です。

「気」も「ツボ」も眼に見えませんが、あえてこれらをビジュアル化したのがこの人形です。

目に見えないものを表現しているからといって、噓八百ではありません。

案外、真実をついています。

なぜなら、この「気の流れ」を頭に入れて治療をすると、この流れのとおりに病気が治っていくからです。

反対に病気の進行も、この「気の流れ」に従っていくからです。

「気の流れ」も、「ツボ」も、実際に存在するのです。

つまりこの人形は数百年、いえ千数百年、もしかしたら数千年にわたる年月の中で、数え切れない人々がそれぞれの叡智を積み重ねて作り上げた結晶だということです。

話は飛びますが、1991年にアルプス山脈の氷の中から約5300年前のミイラ(アイスマン)が発見されたのをご存知ですか?

不思議なことに、彼の体には数か所に刺青がほどこされていました。

調べると、刺青は、胃兪、三焦兪、腎兪、崑崙というツボに当たるところだったのです。

そしてさらに彼の体を調べてみると、彼は腰椎すべり症を患っていたことが分かったのでした。

刺青の場所は、今でも腰痛治療に使うツボなのです。

もちろん私も患者の治療に使用しております。

ツボという概念が、すでに5300年前には存在していたと考えられるのです。

おそらくは生命の本質が「気」であることも分かっていたでしょう。

「気の流れ」が生命活動の原理であることも分かっていたでしょう。

現在の私たちには「気」も「気の流れ」も見えませんが、もしかしたら彼らには見えていたかもしれません。

そう考えずにはいられないほど、「気の流れ」は正確に把握されています。

流れの道筋だけでなく、流れ方も解明されています。

1日に1回めぐる流れ、昼夜25回計50回めぐる流れ、30分で1回めぐる流れ、など色々分かっています。

この中で治療には30分で一周身する流れを使います。

だから治療の置鍼は30分、60分、120分で行います。

1周身、2周身、3周身というわけです。

私は通常の治療では60分、2周身させる方法を取っています。

治療を始めると、面白いほど「気の流れ」の通りに治っていきます。

私は、患者が訴える主訴(主な病気・症状)を治療していきます。

つまり主訴の原因となっている「気の流れ」を調えていきます。

すると、治している「気の流れ」の通り道の症状が改善されていくのです。

例えば、一番多い事例が、手足の指がまっすぐになる、姿勢が良くなる、などです。

関節がまっすぐになる、ということでしょう。

大体、気が氾濫している流れは曲がったり、こわばったりします。

すると身体も関節が曲がったり、筋がこわばったりするのです。

一方心は、とてもストレスに弱くなります。

ちょっとした事で他人をうらんだり、責めたり、被害者意識が強くなったり、イライラしたり、自己嫌悪から脱出できずに苦しんだりします。

心も曲がる、という感じでしょうか。

しかし気を操作して、氾濫した気を減らして、氾濫が治まると、まっすぐになります。

体も心もまっすぐになります。

自分でもウソのように気持ちも身体もすっきりして目の前が明るくなるのです。

そして皆さん若くなります。

病気が治るということは、体に力がつくということですから、これは当然かもしれません。

心もまっすぐになるので、若くなるのです。

「気」とは、「熱気」です。

「生命の火」です。

700万年前に誕生したらしい人類からずっとつながっているものです。

同じ「生命の火」ですが、一人一人違います。

「気」は一人の人が持つ、たった一つのものです。

このたった一つの「気」が全身をくまなく網羅しています。

「気の流れ」があるから私たちの身体がつくられ、心が醸し出されているのです。

反対に身体があるからさらに気がつくられて「気の流れ」が滑らかになります。

そして心が動くから「気の流れ」が多彩になっていくのです。

今では、誰も「気の流れ」を見ることが出来なくなってしまいました。

書物の中で見るだけです。

 

 

しかし実際に存在しているのは確かな事実です。

この「気の流れ」を発見して、病気の大半が「気の流れ」の異変であることを突き止め、その異変の治し方を発見した古代の人々の叡智に驚くばかりです。