得体の知れない疲労感
半年ぐらい前から朝目が覚めても起きられません。
体が重くて、だるくて、自分の体ではないみたいです。
全身がすごい浮腫んでいるのか、パンパンな感じもします。
私は独身なので、仕事に行かねばならないのですが、行けません。
最初の頃は何とか起きて会社へ行っていたのですが、今は2週間ぐらいは会社を休んでいます。
病院へ行って甲状腺や腎臓やいろいろ検査をするのですが、原因はありません。
もう有給休暇も無くなってしまいそうです。
辞職するしかないのか、と思いますが。そうしたら生活が成り立ちません。
何しろ身体が動かなくて一日中横になっています。
この文章は私が藤田先生にメールで送った内容です。
今から4か月前のことです。
先生からは次のようなメールが返ってきました。
メール拝見いたしました。
随分とお困りのようですね。
Kさんの症状は「四肢解怠」というものだと思います。
全身の肉が膨張して重くなった状態です。
肉をつかさどっているのは「足太陰」と「足陽明」という2本の気の流れです。
おそらくこの2本の気の流れが氾濫しているかと思われます。
もちろんその2本だけとは考えられず、その他の流れにも変動があることでしょう。
とにかく「足太陰」と「足陽明」を治してしまえば大分楽になるのではないでしょうか。
だるさのほかに、関節に痛みはありませんか?
肉が膨張すると、関節がゆがんで痛むことがあるのです。
最初は週に1~2回ぐらいの治療を始めてみたらいかがでしょうか。
治療で気を減らしていきます。
自然に楽になっていくと思います。
先生に言われて気が付いたのですが、本当に関節に痛みがありました。
股関節でした。
実はこの痛みもあって、動けなかったのです。
私は先生の勧めにしたがって、週に1~2回の治療を受け始めました。
でも最初の1~2回の治療で朝が起きられるようになりましたから、本当に驚きました。
そしてパンパンに感じていた全身は楽になりました。
4か月治療を続けてきて、今は快調です。
動けなかったのがウソのようです。
でも、突然動けなくなることなんてあるんですね。
先生に気の流れのことを教えてもらいましたが、本当に不思議です。