2023/08/11
患者様からよく受ける質問に「治療時間について」があります。
当院では、治療は午前中をお勧めしています。
なぜ午前中?
皆様とても不思議に思われるようです。
太陽の光は、午前と午後では異なります。
これを生成といいます。
生は午前の光。生きる光です。
成は午後の光。成る光です。これは変化する光なのです。
東向きの部屋と西向きの部屋では環境がまったく変わります。
西向きの部屋はとても住みにくいものです。
午後の光は破壊力を持っています。
西日があたる部屋では家具がとても傷みます。
それだけ強い光なのです。
病気を持つ人がその病気を治すには、午後の光の中では難しいのです。
だから治療は午前にします。
もちろん午後に治療をして毒になるわけはないのですが、多くの先人が伝えてきたように午前の治療をおすすめしているのです。
私自身、この治療を始めて今年で26年めになりますが、午後治療をしたことはありません。
また、もう一つの理由もあります。
それは食事とこころの動きです。
午前ではまだ食事は朝ごはんの1回だけです。
こころの動揺もまだそれほど大きくありません。
だから気の流れの変動が大きくありません。
病気の脈を診やすいのです。
だから治療もはかどります。
午後になってお昼ご飯なども食べて、人と会ったり話したりしてこころが大きく動くと、気の流れの変動も大きくなります。
すると治療が複雑になるのです。
しなくてもいい治療までしなければなりません。
そんなことで当院では午前中の治療をおすすめしているのです。