2022/01/10
2021年も終わり新しい年が始まりました。
そしてすでに10日が過ぎようとしています。
今年の抱負は昨年に引き続き、患者様の病気を少しでも早く完治に近づけることです。
そういう意味で昨年、1番嬉しかったことがあります。手術を強く勧められていた肉腫の患者様(女性)が手術を受けなくても良くなったことです。
彼女は卵巣の異常な膨らみと子宮の肉腫のために、医者から卵巣と子宮の全摘出を勧められていたのです。
しかし全摘出という現実に大きな不安を感じた彼女は、手術に依らない治療を希望して私の所で鍼治療を始めたのです。
去年の初夏のお話しです。
ちょっと大変な週2~3回の治療です。
また治療だけでなく、私は彼女の食事習慣の変更をお願いしました。
これは彼女にとって大変だったろうと思います。しかし彼女は嫌な顔もしないで、私がお願いする食事のアドバイスをよく取り入れて実行してくれました。
そして約半年の治療が終わった昨年末、MRIの結果から手術はしなくても良い、ということになったのでした。
肉腫が順調に縮小していることが理由です。
「ああ、良かった」と、胸をなでおろしたのは彼女も私も同じです。
しかしそんなに安心している暇はありません。
肉腫をもっと小さくしなければなりません。また、卵巣の異常も治して行かねばなりません。
これからが勝負と言えます。
ところが、勝負というのは彼女だけではないのです。
アトピー性皮膚炎で真っ赤なお顔をしている女性がいらっしゃいます。昼も夜もかゆみで苦しんでいるのです。
心臓病の方、長年のめまいで苦しんでいる方、足の痺れで歩けない方、甲状腺異常で辛い方、ストレスに心がついていけずに全身がガチガチになってしまう方、帯状疱疹後神経痛の方、本当に様々な患者様がいらっしゃいます。
何とか良くしたい、早く楽になっていただきたい。
早く良くなりたい、というのはずっと病気に苦しんできた私自身が願ってきたことです。
そして毎年の年初に必ず思うことでもあるのです。