2023/06/30
梅雨に入ってから蒸し暑い日が続いていますね。
湿度が高くて、体調をくずしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
湿気は、五行で「土」に分類されます。
大地には水が含まれているので、湿がおおきく関わるのです。
そして大地はすべてを生み出すので、「脾・胃」に関連します。
「脾・胃」は食べたものから栄養を生み出すからです。
「脾・胃」のはたらきは栄養を摂りだすだけでなく、実は「肌肉」を維持するという働きもあります。
つまり「脾・胃」は湿気とおおきく関わりながら「肌肉」を維持しているのです。
湿気が増えて影響をうけるのは「脾・胃」であり、そして「肌肉」になります。
肌肉とは文字通り肌と肉です。
脾と胃の異常から肌がたるんだり、肉が膨張したりするのです。
そこでおきるのが梅雨時のいろいろなトラブルです。
むくみ、体重増加、全身の膨満感、倦怠感、などなどです。
すべて「脾・胃」の病気です。
こういう時は甘いものを食べると症状が悪化するので気をつけなければなりません。
果物などは特に注意してくださいね。
甘いものは体に余分な水分をためる働きがあるからです。
他の季節以上に太ったり、むくんだりしがちです。
よく「水を飲むだけでも太る」というお話を耳にいたします。
女性に多いお悩みです。
ダイエットをしてもすぐに元に戻ったり、反対に以前以上に太ったりするお悩みです。
実はこれも「脾・胃」の病気です。
脾と胃の気の流れの異変です。
多くの場合、気が増えすぎて氾濫しています。
こういう時は、増えすぎた気(邪気といいます)を減らしていくと、自然に体重は減っていきます。
膨張した肉がしゅっとして、全身のむくみなども取れてすっきりします。
梅雨時は脾と胃の気を減らす鍼をしていくと美しく過ごせます。
気になる方はお試しください。